新入社員導入教育のポイント

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~ ティーチング要素とラーニング要素を組み合わせる ~
今回のレポートでは、「新人の導入教育を設計する際のポイント」を事例を交えてお伝えします。御社の「新入社員の育成と定着化」にお役立てください。


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「ちょべりば」「激おこぷんぷん丸」の違い、わかる?


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流行語でしょ。意味はわかりますが…


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前者は「TV発全国へ」後者は「SNS発全国へ最後にTVで」


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なるほど!


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マーケティングだけでなく若者を動かすのは一筋縄ではいきませんね?


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教育・育成・定着も同じです。今までの考え方では失敗します。

新入社員の導入教育前に、新入社員の行動傾向を知っておく

すべての会社ではありませんが、「来年度の2019年度の新人の導入教育をどのように行うか?」をそろそろお考えの方も多いかと思います。学生の売り手市場が続く中、採用活動の苦労も大きいいですが、苦労して採った貴重な人材を組織貢献できる人財に育て定着させるためにもその教育は成功させたいものです。

経営と教育の共通点は1つ、共に「相手がいる」ということです。1人ではどうにもなりません。そして「相手を動かす」には「相手のことを知る」ことが大切です。以下の表は右から2018年(平成30年)時点での年齢、その人の生まれた時の年号、そして生まれた西暦です。例えば今年21歳の人は平成9年、1997年生まれ、17歳の人は平成13年、2001年生まれという意味です。

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日本の大きな変化と「来年入社の22歳」の関係

ここでいう大きな変化とは以下の変化のことです。

1.1992年の学習指導要領で「新学力観」(児童・生徒の思考力や問題解決能
  力などを重視し、生徒の個性を重視する※1989年にはじめて学習指導要領
  に採用)に基づきより、「個性を尊重する」教育へと舵を切った。またその
  後評価も、「相対評価」から「絶対評価」に変わった。

 2.以下の図は「専業主婦世帯」と「共働き世帯」の推移で平成4年に「共働き
  世帯」が「専業主婦世帯」を超え、それを起点にほぼ「共働き世帯」が優勢
  な状態が続いている。これを機に家庭や地域でのコミュニケーションが変わ
  った。

共働き世代.jpg

 3.2001年のブロードバンド元年を待たずして、1987年にインターネットへ
  の接続ホスト数が10,000台だったものが1992年には1,000,000台と100
  倍になり、日本発のホームページも出来たこの年を境にITは急速に普及して
  いった。

 4.バブル崩壊(内閣府によれば1991年3月から1993年10月まで)により
  1973年12月から続いた安定成長期は終わり、失われた20年と呼ばれる低成
  長期に突入している。


いかがでしょうか?例えば今21歳の人は1997年の生まれですから、安定成長期の体験もなく、バブル崩壊の時も生まれておらず、幼稚園の頃にはITも普及しており、学校教育も既に個性重視になっていました。この1992年前後を境に、生まれて、育ってきた環境がそれ以前とは大きく違っているので、その行動傾向も大きく異なっていると推測できます。

 新入社員の行動傾向

以上を踏まえますと、すべての人がそうだとは言えませんが、来年度入社する社員の考え方や行動の傾向が見てきます。

 

1.個性尊重の教育環境から「自分のものさしを重視する傾向」「自分らしさ重
  視傾向」

「ユザクロ」という言葉が随分にありました。これは「ユニクロ」の服は機能性も値段も手頃だが、人とかぶってしまう。(同じになってしまう)そこで「ユザワヤ」(手芸用品の会社)で買って来たものでユニクロの服を改造して着る…、またTwitterのアカウントを複数持っている人が多くいます。普段の自分アカウントの他に「アニメの人とつながるアカウント」などを使って誰かに知られることなく自分の好きなことを楽しんでいる…まさに「自分らしさ」の重視です。

ただ昔の様に「尖がる」「人の違いをことさら強調」するという傾向ではなく、一方で「自分が浮かないようにする」「周りの人へ配慮する」という点は昔からある「自分らしさ」の追求とはやや異なっています。例えば先ほどのTwitterのアカウントには特定の人しかアクセスできないようにしている人が少なくありません。

 

2.家庭環境の変化から「自分から人間関係を求める傾向」

普通に生活していれば家庭や地域にコミュニティがあって、求めなくても人と自然につながっていられる時代に彼らは育っていないので、自分からつながりを作らなければいけません。バレンタインデー、昔は「義理チョコ」と言いましたが今は男女関係なく「友チョコ」を普通に交換します。またSNS映えする写真が撮れるかも非常に重視していて、その写真を仲間とシェアする…などはその顕著な現われです。しかしそのつながりは「昔の青春ドラマ」のような激しいものでなくかなり互いを気遣いながらの付き合い方をしています。先ほどの述べた「ユザクロ」「別アカ」もこの現われです。

また中にはこの「人間関係を自ら作ること」をあきらめ、「人間関係の作り方」が上手にならなかった…いわゆる「ぼっち」(=1人ぼっち)と呼ばれる人も多くいます。自ら人間関係を作ることが必要な環境ではそれらは問題となることが多いようです。

 

3.ICT環境から「デジタルネイティブ傾向」

以前弊社のコンサルタントが言っていましたが「内定式後の研修で初顔合わせなのにすぐに打ち解けた。これは既に内定式前の段階で互いがSNS上でコミュニケーションを取っていたからである」と。これは彼らが初めてでも既に相手のことを良く知っているからこそです。生まれた時からとは言いませんが、「ログイン/ログオフ」という観念がないのか?と思うくらいに、ネットで1日中繋がっており、そう言った機器の操作もかなり手慣れています。

例えば「メール」は返信の義務が発生します、LINEでは相手に「既読」かどうかわかってしまいます。Twitterにはそれがありません。このようにITを自分なりに使いこなす術を当たり前のように持っています。しかも最近、「銭湯」「夜のベランダ」などで若い人を良くみかけますが、これは彼らに言わせると「SNS断ち」だそうで、こういったことを行うことで息抜きをし、気分を変えてまた日々ITを使い人との人間関係を作っていきます。

 4.デフレ環境から「今を大切にする傾向」

デフレ環境の中で過ごせば「無駄遣いは良くない」「安くて良いものが良い物」という考え方が身に着くのは当然で「カーシェリング」「弁当男子」などの言葉は聞いたことがおありだと思います。昔の節約との大きな違いはむしろ、それを楽しんいる風です。そこに暗さや辛さはありませんし、節約に成功したことを仲間に褒めてもらうことを喜んでいるようなところもあるのではないでしょうか?「お得」をSNSにアップするのはよく見かける傾向です。

ただ一方で「献血には行かずボランティアには行く若者」ということを聞いたことがあります。「貢献」のすぐ見えないものとすぐにそれを実感できるもの(感謝される)の違いでしょうか?そこから見えてくるのは「先の見えない経済環境」の中では「遠い将来、明るい未来のために、今苦しんでおく」という考え方ではなく「今を楽しむ」「今を充実させる」という考え方が見え隠れします。

まとめ

時代環境が大きく変わると、人々のパラダイム(思考の枠組み、固定観念、ルール)も大きく変わります。入社してくる新人の育った時代環境とパラダイムを知ることが、導入教育、しいてはその定着へのカギを握ります。これらを踏まえて具体的な導入教育設計のポイントを以下にまとめました。

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