人材育成の重要課題「エンゲージメント」を高める「レコグニション」とは

 おすすめダウンロード資料

 

s_IMG_片山-crop.png
おまえ、今日のプレゼンテーション、お客様が「分かりやすい」って誉めていたぞ!

s_IMG_三上-crop.png
そりゃーやばいっ!

s_IMG_片山-crop.png
で、急で、今日中に、見積もり欲しいって?もう17:00だけど、大丈夫か?

s_IMG_三上-crop.png
それ、やばいっ!

s_IMG_片山-crop.png
うーん、おまえ、うれしいの?困ってるの?どっちなの?

s_IMG_三上-crop.png
はい。ひじょうにやばいっす!

s_IMG_片山-crop.png
もういい!


s_IMG_丸山.png


「ピアボーナス」や「サンクスカード」など、社員同士による評価や承認、感謝の気持ちを互いに伝えるなどの制度を導入している企業が増えていますね?「ほめる」というのはそんなに仕事への「やる気」に対して効果がありますか?


s_IMG_原田.png昔からある、上司からの好評価、部下の良い点の承認、あるいは部下に感謝を伝えることなどは「上下関係」あるいは「会社」との関係で行われてきました。仲間同士であれば、「掛け値」なしで素直に受け止められて、しかも自分の存在価値を実感できるので、「一生この会社に勤める」という価値観が崩壊している現在では、人材育成面でも重要な、「エンゲージメント」の向上策として有効とされている背景があります。

 

 

人材育成の重要な課題「エンゲージメント向上」における「レコグニション」の重要性

「エンゲージメント」とは、人材育成においては、 「自分が所属する組織や企業に対する貢献意識」のことを指します。「エンゲージメント」が高まった社員は、組織の目指す方向に対して、その自らの役割を、高い責任感を持って取り組むようになるので、その持てるパフォーマンスが最大化される可能性が高まります。よって「エンゲージメント向上」は人材育成の重要な課題と言われています。「エンゲージメント」に影響を与える要因は様々なものがありますが、その中でも、「継続的な満足感」「安心感」を従業員に与えることは、重要だと言われています。その「継続的な満足感」「安心感」を与えるのに有効なのが「レコグニション」です。

「レコグニション(recognition)」とは、人材育成においては、「社員個々の努力や実績を理解し、承認すること」で、会社によくある「永年勤務表彰」や「高業績者表彰」、またその表彰結果を「社内報で発表する」などは、「レコグニション」を制度化したものと言えます。

社員の「継続的な満足感」「安心感」を高めるには、一時的にしか満足感が得られない、「昇給や昇格」あるいは「賞与」などの金銭的なインセンティブではなく、経営トップ層や直属の上司からの「承認」や「評価」、あるいは「感謝」などが有効です。なぜなら、人間は誰でも、「期待されればそれに対して応えようとするもの」だからです。社員個々の能力や取り組みをしっかりと把握し、適切に「レコグニション」を与えることによって、社員の「継続的な満足感」「安心感」が高まり、それが「エンゲージメント」を向上させます。

このように、「レコグニション」によって「エンゲージメント」が高まった社員は、パフォーマンスがより高く発揮される可能性が高いので、「エンゲージメント向上」は、「人材育成の重要な課題」と言われているのです。

 

人材育成の課題である「エンゲージンメント向上」をより高める「ソーシャル・レコグニション」とは

今まで、「レコグニション」と言えば、「組織(上司)から社員への一方通行な制度」が多かったのに対し、「ソーシャル・レコグニション」は、「組織内でメンバー同士が承認し合える体制作りや仕組み」のことを指します。社員同士が褒め合い・認め合うための「サンクスカード」の導入や、そこに金銭的なものが含まれる「ピアボーナス」などは「ソーシャル・レコグニション」の一例です。

これらのための、HRツールも登場し、「ソーシャル・レコグニション」の普及を後押ししているため、「レコグニション」と言えば最近では、「ソーシャル・レコグニション」のことを指すようになってきていると言っても過言ではありません。

2016年春。ショーン・エイカーは「なぜ、従業員の給料を上げても仕事への意欲が長続きしないのか」という研究論文の中で、「ソーシャル・レコグニション」の効果について以下のように述べています。

  • 「J社」では、表彰者の人数が10%増えるごとに、社員の定着率が3%、エンゲージメントが2%向上していた

  • 「J社」では意欲の高い乗務員はそうでない人に比べ、顧客を感動させる確率が3倍高い

  • 顧客に称賛される回数でも、上位10%に入る確率が2倍である。 

  • 「S社」でも、従業員エンゲージメントのスコアは14%向上している

また、

  • 「昇給による満足感」と「ソーシャル・レコグニションによる満足感」は、どちらがどの程度持続するのか?昇給による給与水準はやがて「当たり前」と感じられるようになり、意欲の向上は長続きしないのではないか?(同じレベルの意欲を維持するには、再び昇給する必要がある)

  • 社員同士が褒め合うプログラムは継続的に行われるため、意欲のレベルが元に戻ってしまうことは起こりにくい。

などの仮説や理論を発表しています。

人材育成の重要な課題である、「エンゲージメント」の向上。そのポイントになる「継続的な満足感」「安心感」を醸成する「レコグニション」をより継続的、日常的に高頻度で行うことで、より確実に、「エンゲージメントの向上」を図ろうとするのが、「ソーシャル・レコグニション」と言えます。

 

人材育成の真の課題は、「エンゲージメント向上」により、いかに内発的動機を高めるか

「ソーシャル・レコグニション」は社員同士の「褒め合い」で、「職場の居心地を良くする」ことが目的ではありません。社員が「組織の中で自分の存在が肯定されていること」を実感し、その結果、「自発的に、自分の役割を果たし、組織により貢献しよう」という「エンゲージメント」が向上するという、人材育成上重要な、内発的動機の向上にあると思います。また、組織にとって本当は大切な人材なのに、会社の状況により、そのメインの評価基準からはどうしても外れ、評価されない人もいます。こうした人が、周りから、皆に分かる形で賞賛され、それが給与にも反映されれば、そういう人材も、エンゲージメントが高まり、内発的動機が醸成され、人材育成が進む可能性があります。

 おすすめダウンロード資料

関連記事