研修オブザーブの効用

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来週研修を受けるって?


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ハイ中堅社員研修を受けてきます。


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俺、その研修を見に行くから。


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来るんですか?父兄参観じゃあるまいし・・・。


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君がどんなことを学ぶのか俺も知っておこうと思って。


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気合入ってますね‼「息抜きして来い!」ていつも言うのに。


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・・・


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社員研修においてオブザーバーは絶対必要でしょうか?






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単なる見学なら不要。「研修中」「研修後」の効果をオブザーブにより高められるならばぜひ必要です。





研修投資の“元を取る”ひとつの施策
~研修オブザーブ~

研修は通常「受講者、講師、事務局」で開催されますが、その場に、オブザーバー=見学者を呼ぶことで、研修の費用対効果を上げようというのがこの施策です
オブザーバーには例えば、受講者の直属上司、受講者が所属する部門の責任者、経営者などが考えられますが、そのうち特に受講者上司を「いかに研修に巻き込むか?」に頭を痛めている教育担当者は少なくないと思います。そのお悩み解決のヒントになれば幸いです。 

受講者上司が研修をオブザーブすることのメリット

1.研修と現場実務との“つながり”が良くなる
 ①受講者上司が研修オブザーブすることで、「研修と現場は別物ではない。研
   修は業務の一環である」というメッセージを送ることができる。

 ② 上司が部下の研修内容を理解するので、受講者と上司で「共通言語」が持
  て、研修後の現場で指導がし易くなる(研修とOJTとの連動性がアップ) 

 ③ 上司は部下の日頃とは違う一面を見つけることができる。「彼はそんなこ
  とを考えていたんだ」や「実は現場ではそんなことが起こっていたんだ」と
  いう発見があり、部下に対する思い込みが溶け、より的を射た指導ができる
  ようになる。

ある会社で「SEの提案力向研修」を実施した際、オブザーブに来た上司が次のように言っていました。

「現場では、部下が客先でどんな対応をしているか分からないが、今日のロールプレイを見て、部下が現場でどんな顧客対応をしているかがよく分かった。私が部下に同行して客先へ出向くことがあるが、私が同行すると、お客様は、部下ではなく私の方を見て話すことが多いので、部下の顧客対応を観察することもままならない。今日は、部下のロールプレイを観察して彼の良い点、改善点が見えたので、見学に来た甲斐があった」と。現場では見えていないことが研修中に見えてくるということです。

2.会社の期待が受講者に伝わり、受講者の「気づき」も深まる

 部門長や経営者が研修オブザーブに来て挨拶やコメントをすることで、受講者
 は「自分たちはそこまで期待されているのか」と意気に感じ、期待に応えよう
 とします。

 ある会社で、営業所長研修を実施した時のことです。営業所長が自営業所のエ
 リア戦略実行計画をプレゼンテーションした後、受講者同志、講師、事務局で
 意見交換し、最後にオブザーバー(営業本部長)から所長にフィードバックコ
 メントがありました。

 「あなた(所長)の説明では、私(営業本部長)の方針がどこまで考慮されて
 いるのか?いまひとつ分からなかった。“合計数字が達成すれば良い”というこ
 とではなく、3年後を見据えて、商品構成・顧客構成や売り方を変える手を打
 ってほしい。四半期・半年という時間軸ではなく、3年先の時間軸で、物事を
 考え施策を打ち出してほしい。あなた方は将来の幹部候補なんだから・・・」 

 毎月の営業所長会議では、数字の進捗確認が話題の中心になりがちですが、研
 修という場では、より深い話・長期を見据えた話ができます。受講者の「気づ
 き」も深くなり、明日からの所長実務にいっそう熱が入るというものです。

3.研修の理解者・共鳴者が増え、育成施策を講じやすくなる

 現場の上司や部門長・経営者が研修をオブザーブし、研修の良さを感じ取って
 くれるようになることは、主催者(研修起案者)にとって、たいへん心強いこ
 とです。研修担当者にとって最大の難関は「受講者上司の理解と協力が得られ
 ない」ことです。せっかく研修を実施しても、受講者上司の理解が得られず研
 修効果が持続しないというお嘆きを多くお聞きします。
 上司や部門長に研修見学に来てもらい、研修に対して良いイメージを持って帰
 ってもらえれば、その後の主催者の考える研修実施後それを活かした現場での
 育成施策がやり易くなります。

 「部下を研修に行かせてる時間がもったいない(お客様のところへ行けば売上
 を作れたのに)」ではなく「部下がこの研修に参加することで、自分の方針が
 進め易くなる」というふうに、上司にプラスの受け止め方をしてもらえればし
 めたものです。 

上司が研修オブザーブする際に
気を付けたいこと
~逆効果になることもある~

受講者上司が研修オブザーブすることは、いいことばかりではありません。逆効果になることもあります。上司が側で見ていると、受講者が委縮して自由に発言できない場合です。日頃から「上意下達のワンウェイ・コミュニケーション」傾向が強く、メンバーが上の顔色を伺いながら発言するような会社や、面従腹背傾向の強い会社は気を付けましょう。

ある会社では、専務がマネジャー研修にオブザーブするか否か迷っていました。専務としては「研修にオブザーブしてマネジャーたちへ想いを伝えたいし、マネジャーの“変わる”姿も見てみたい。しかし、専務が同席するとマネジャーたちは本音を言わなくなるだろう」と予測しました。そこで、専務は、研修スタート時に動機付けの挨拶をしたらいったん帰る。そして研修終了時に再度顔を出して、受講者の顔つき(変化度)を確認するという配慮ある対応をされました。

また、上司(現場のマネジャー)はプレイングマネジャーで忙しいので「部下の研修にオブザーブしたくてもオブザーブする時間が取れない」という現実もあると思います。研修当日の見学が無理であれば、研修実施の事後で上司はどう関わったら良いか? 研修担当者の知恵の出しどころです。この知恵つまり「受講者上司の巻き込み策」についての詳細は、別の機会に改めてお伝えします。

研修主催者(研修担当者)が
オブザーブする意味

研修主催者は研修の場に立ち会いますが、ただ単に「事務局(お世話係)」として立ち会うのは“もったいない”ことです。こんなことをおっしゃる研修主催者がおられます。オブザーブは単なる観察ではありません。研修を見ながら学ぶ、まさに“見学”なのです。

何を見るかといえば、受講者の反応です。講師の話に対して受講者がどんな反応を示すか?受講者同志の意見交換に他の受講者がどんな反応を示すか?そういう反応を示すということは、彼らが何を考え、何を感じているのだろう?現場で何が起きているのだろう?ということを感じ取らないといけません。そして受講者は研修開始時と終了時でどう変わったか? その“変化”を見るのです。研修主催者にとって研修は“受講者に勉強させる場”ではなく、“受講者・講師・オブザーバーが一緒になって問題解決策を考える場”と考えるべきです。

応用編
~ゲストオブザーバーを呼ぶ~

あるメーカーでこんなことがありました。

「マーケットインのものづくり」をテーマに、開発・設計部隊のリーダーを対象に研修を実施しました。その時に開発・設計リーダーの上司だけでなく、営業本部のマーケティング部長をゲストオブザーバーで呼びました。開発・設計リーダーに顧客思考や営業マインドを高めてもらうには、顧客・市場の声の代弁者=マーケティング部長の視座で意見を言ってもらうのが効果的ではないかという思惑での仕掛けです。開発・設計という、どちらかというとプロダクトアウト色の強いリーダーが考えるプランに対して、マーケティング部長の視座からコメントしてもらうことで、開発・設計リーダーの視野を拡げ、マインド転換を図るのに一役買いました。また、社内人脈づくりという副次的効果もあり、リーダー個々人の能力アップという範疇を越えて、様々な波及効果が得られました。こういう仕掛けアイデアを閃く研修主催者はスゴイなぁと感心しました。

まとめ


研修投資の“元”が取れる「オブザーブ施策」のポイントは「受講生を萎縮させない配慮をしつつも受講生者上司を巻き込むこと」「観察ではなく問題解決への参加の姿勢で臨む」「違った視点の提供」です。せっかく貴重なお金と時間をかけて研修を実施するわけですから、オブザーバーの参加で少しでも効果を高めていきたいものです。


「もったいない チェックリスト」でのチェックはもうお済ですか?

研修投資がもったないことになっていないか?をご自分でチェックできるリストです。今回はその中の7番及び10番のチェック項目を掘り下げて上記をお伝えし
ました(今後もそのチェック項目のいくつかを取り上げて掘り下げた内容をお伝えします)

まだごチェックしていない!という方は
こちらから⇒ 研修投資が”もったいない”ことになっていませんか?

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