新入社員教育のポイント③~新入社員に身に付けてほしい仕事の基礎と基本~

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三神、ちょっといいか?

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はい!何かご用でしょうか?

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お前に任せた例のプロジェクトの企画はどうなっているんだ?

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は、はい・・・いや、自分なりには色々考えてるんすけどね

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どんなことを考えてるんだ?藤見マネジャーや両山には相談したのか??

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いや、もう少し考えがまとまってから相談しようと思ってました

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もう少しってどれくらいかかるんだ?

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んー、一週間くらいっすかねぇ

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バカモン!そんなんじゃ時間がいくらあっても足りないぞ!今すぐ相談してこい!!

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は、はい・・・でも藤見マネジャーも両山さんも忙しそうで・・・
あのー、船長・・・、どうやって相談したらいいっすかね?

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新入社員じゃあるまいし、自分で考えてやれ!!!


 

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前回までの原田先生のお話で、ビジネスにおいて私たちを取り巻く環境はものすごいスピードで変化する時代に突入していること、そして、そんな変化の激しい時代に求められる人材は自律型人材であるということは分かりました。では、そんな時代に新入社員が自律型人材として働いていくために必要なことを教えていただけますでしょうか?



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はい。新入社員が自律型人材として働いていくために必要なことは、まず仕事の『基礎』と『基本』をしっかりと身に付けることです。今回お話しする仕事の『基礎』と『基本』は基礎中の基礎、基本中の基本です。新入社員が自律型人材として働いていくため、ビジネスパーソンとして成長するために、最低限必要なことをこれからお話します。

 

 

仕事の基礎と基本とは?

基礎とは、物ごとを成り立たせる大もとの部分。基本とは、方法を考えたり、行動するにあたっての判断のよりどころとなるものと一般的には言われています。言い換えると、基礎は知識やスキル、基本とは、軸となる考え方のことです。新入社員に身に付けてほしい基礎(知識・スキル)は『PDCAサイクル』マナー』、基本(軸となる考え方)は三者良し』です。

では、新入社員がニューノーマル時代に自律型人材として働いていくために身に付けてほしい、基礎(PDCAサイクルとマナー)と基本(三者良し)について考えていきます。

 

PDCAサイクルを『自ら』回す

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PDCAサイクルとは、計画(Plan)を立て、その計画を実行(Do)し、振り返り(Check)、を行い、改善(Action)し、次の計画に活かしてより良いものにしていくためのものです。PDCAサイクルとは、言わば仕事の仕方です。

・・・そんなことは言われなくても分かっている!・・・おっしゃるとおりです。ここでお伝えしたいのは、PDCAサイクルとは何か?ということではありません。新入社員に身に付けてもらいたいのは、PDCAサイクルを『自ら』回すことです。PDCAサイクルを『自ら』回すためのポイントをまとめましたので、是非、参考にしてください。

■計画(Plan)段階のポイント

①目的・目標を明確に持つこと、周囲(特に上司)の期待する方向を掴むこと

②計画の内容は具体的にする

■実行(Do)段階のポイント

①自分で立てた計画どおりに行動すること

②すぐにやること(即行動)

■振り返り(C)段階のポイント

①狙った成果は出せたのか、計画どおりにできたのか、またその原因(結果に一喜一憂しない)

②予想外の成果は出ていなかったか(予想外の成果が、自分の発想を広げてくれる)

■改善(A)段階のポイント

①振り返りを踏まえ、どうしたらさらに良くなるか、どうしたら出来るようになるか

②思い込みや習慣化された考え方を打破する


PDCAサイクルを『自ら』回すとは、言い換えれば自ら成長することです。新入社員には成長する(してもらう)ために、多くの機会を会社が、上司(先輩)が与えるでしょう。しかし、その機会を『どう活かすか』は新入社員次第です。

前回(新入社員教育のポイント②~ニューノーマル時代に求められる人材とは?)において、自律型人材とは、様々な立場(例:顧客、上司)から自分は何を求められているか自ら掴み、理解し、(周囲を活用しながら)最後まで自分の責任でやり遂げられる人。だとお話ししました。つまり、成長は他人がさせてくれるものではなく、自分の成長には自らが責任を持つということなのです。

しかし、いくら自分の成長に自ら責任を持つと言っても、一人で成長するには限界があります。(特に社会人として右も左も分からない新入社員が)PDCAサイクルを『自ら』回すためには、自分は何を求められているかを掴み、周囲を活用していくことが不可欠です。そこで必要になってくるのがもう1つの基礎であるマナーです。

 

マナーを身に付ける

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マナーとは、「顧客と向き合った時の礼儀作法が正しくできる」、「立ち居振る舞いを正す」、「自ら進んで周囲とコミュニケーションを取る」、これら3 つのことを言っています。礼儀作法が正しくできることがマナーが身に付いていることだと思っていませんか?確かに礼儀作法が正しくできることはとても大切ですが、マナーが身に付いた状態とは、3つ伴って』実践出来ていることを言うのです。


1.顧客と向き合った時の礼儀作法が正しくできる

一般的に「マナー」と呼ばれている礼儀作法のこと。挨拶、電話応対、メール、各種書類の書き方、敬語の使い方などの礼儀作法を、よく理解し、習慣として身に付けておかなければなりません。

2.立ち居振る舞いを正す

立ち居振る舞いとは、態度や姿勢のこと。また態度、姿勢から出る言動や行動を指す。人前では、きちんとしているようでも、普段の態度、仕事に臨む姿勢が悪ければ周囲から信用されない。いつ誰がどこで自分を見ているか、分からないし、人前では見せることのない言動や行動が、いざという時に影響をおよぼすことがあります。

3.自ら進んで周囲とコミュニケーションを取る

礼儀作法を習得し、普段から立ち居振る舞いを正していても、自ら周囲と関わりを持とうという意識がないと、仕事に余計な時間がかかってしまったり、周囲の協力を上手く引き出せず、一人では出せないより大きな成果には辿りつけません。 


マナーはこの3つどれか1つ欠けていてもいけません。イメージしてみて下さい。貴方が新入社員を受け入れる現場の上司(先輩)だったとしましょう。受け入れた新入社員のマナーがどれか1つでも欠けていたらどうですか?

 

仕事の基本は三者良し

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三者良しの『三者』とは?

1.お客様

お客様(相手)に喜ばれること。給与は、仕事によるお客様(相手)への「貢献」の証である。自分だけが満足すれば良いわけではない。仕事には対象となる相手が必ずいます。

2.会社

会社が儲かるから社員の給与を支払うことができたり、お客様にもっと喜んでいただける商品やサービスを提供することが可能になるのです。

3.自分

会社で働くことが、自分にとって価値あるものであり、自分の成長にも繋がることであると考えることは、非常に重要である。自分にとっての価値から「やりがい」を見出し、仕事を通じた成長実感が、仕事の質とスピードのレベルを上げていくエネルギーとなってくれます。


永続的に続く会社(組織)であるためには、「お客様に喜ばれる」、「会社が儲かる」、「自分が成長する」、どれ1つ欠けてもいけません(続かない)。お客様に喜ばれないと、そもそも会社が成り立たない。お客様に喜ばれたとしても、会社が儲かっていなければ、社員を雇い続けることも、お客様に貢献するための費用も捻出できなくなってしまう。また、お客様に喜ばれ、会社が儲かっていたとしても、自分が働く意味や、仕事で成長が感じられなければ、仕事そのものを続けていくことが困難である。よって、この「三者」どれ1つ欠けてもいけないのです。

 

まとめ

新入社員に次世代を担う人材として活躍してもらうためには、まずは自律型人材として働くための『基礎』と『基本』を身に付け、ビジネスパーソンとして成長し続けるスタートラインに立ってもらう必要があります。貴社の新入社員(若手社員)は、『基礎』と『基本』は身に付いていますか?

ここまで、新入社員が育ってきた環境、ビジネスを取り巻く時代背景と求められる人材、そしてそんな時代に新入社員に身に付けてほしい基礎と基本についてお話ししてきました。次回はこれまでの話を踏まえて、受け入れ側である私たちが身に付けるべきスタンスや知識についてお話しします。
新入社員教育のポイント④~私たち自身が育成に対する考え方を変えること~

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