その研修、本当にマネジャーの役割認識を向上させますか?

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次代.png次代を切り拓く人材を育てるために外せない3つのポイント
ビジネスを取り巻く環境の変化が当たり前の時代、『昨日まで通用したことが今日は通用しない時代』と言っても大袈裟ではないかもしれません。このようなビジネス環境の中、次代を切り拓く人材を育てようと各社あらゆる手を尽くしています。今回はそのために外せない3つのポイントご紹介します。

 

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あっ、藤見マネジャー! 先週お会いして以来ですね。

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おぉ、久しぶり。そうなんだよ。マネジャー研修で何日か不在にしていたからな!

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マネジャー研修ですか、どうでしたか? どんな内容だったんですか?

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ん? それはまぁ……いろいろためになった! うん。

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(全然具体的じゃないなぁ・・・)

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この研修を受けると、次年度には昇格できるという話だ! 今から楽しみだなー!

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藤見マネジャーよ。研修お疲れさん。

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あっ!はい。 船長! いろいろためになった素晴らしい研修でした!

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いろいろってなんだ? いろいろの中身を言ってみろ。

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えーと……あの、色んな他部門の人がたくさんいたのでためになりました!

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ばかもん!!! 何をしに行ったんだ!!! 新入社員研修からやり直せ!!

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えー! そ、それは勘弁してくださいよー!

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(研修費、ムダだよなぁ・・・)


 

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マネジャーに対する教育を毎年定期開催しています。もっと良い研修はないかと企画内容も変えていますが、成果に結びついているとは言い難い状況です。もっとマネジャーとしての役割認識を向上させ、現場でマネジメントを発揮出来るような研修を実施したいのですが、何か良い施策はありますか?
 

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さまざまな企業で開催されている、マネジャー向けの研修。しかしその研修後、学んだことを活かして役割認識を向上させ、会社に貢献しているマネジャーはどれだけいるのでしょうか? 

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企業はマネジャー向けの研修を実施するために高い費用を払い、マネジャーも大切な時間を割いて参加します。その貴重な研修を最大限に活かし、マネジャーの役割認識を向上させるには、一体どうしたらよいのでしょう。まずは研修の効果がなかった場合の原因を分析し、その原因から目指すべき方向性について考えてみましょう。


 

 

マネジャー研修の失敗要因とは

ウエストミシガン大学のブリンガーホフ教授の分析によると、効果がなかった研修の失敗原因の割合は、事前準備の問題で40%、研修自体の問題で20%、研修後の環境の問題で40%だったようです。それぞれの要因について、詳しく分析してみましょう。

1.受講者の研修前の準備姿勢ができてない 40%

せっかく企業側で質の良い研修を準備していても、

  • 研修を受講させるにあたって、マネジャーに求める研修の成果が明確になっていない
  • マネジャー本人の研修を受ける目的が明確になっていない
  • マネジャー本人が、研修内容を事前に把握していない(研修を前向きに受けようという心の準備ができていない)

という場合は、研修の成果を十分に発揮し、マネジャーの役割認識を向上させることはできません。そもそも研修に向かう前の準備姿勢は、研修を受けるマネジャー自身の問題です。しかし、上司側も研修を受講させるにあたり、マネジャーに期待する成果を明確にする必要があります。研修を受けるマネジャーやその上司が最初から研修に何の期待も持てないのであれば、研修後にマネジャーとしての役割認識を向上させることは期待できないでしょう。

2.研修自体が悪い 20%

そもそも研修内容が練られていない、また、研修講師がスキル不足である、などの研修自体に問題があるケースがあります。このような研修ですと、マネジャーとしての役割認識を向上させるどころか、時間とお金の無駄遣いになってしまいます。

3.研修内容を反映する際の職場環境の障害 40%

研修中は非常に前向きに受講し、結果として得るものも多く、マネジャーとしての役割認識に目覚めたものの、

  • 研修で学んだことを活かせる環境に無い
  • 学んだことを、上司や部下、同僚と語り合う「フィードバックの場」が欠如している
  • 学んだことを自分なりに咀嚼したにもかかわらず、職場や自分の仕事で活かしきれない
  • 研修を受けたことに満足し、研修は研修、実際の仕事とは違うと割り切ってしまう。

ということにより、研修で学んだこと自体が全く活かせない場合があります。研修で学んだことを活かせず、マネジャーとしての役割認識も結果として向上しないのであれば、研修を受けなかったのと同じです。研修は学ぶだけではなく、実際にマネジャーとしての役割認識を向上させ、職場に活かすことが目的です。これができないのであれば、残念ながら研修は失敗だったといえるでしょう。

研修を成功させるためには

研修で学んだことを活かし、マネジャーの役割認識を向上させるためには、以下のことが重要です。

  1. 研修前の事前準備を怠らない
  2. 研修で期待される効果を明確に把握する
  3. 研修内容や講師が粗悪でも反面教師として学びを得る
  4. 研修内容を元にPDCAサイクルを回す

それでは具体的に例を交えつつ、どうしたらよりマネジャーの役割認識を向上させることができるかを、自分の立場に落とし込んで考えてみましょう。

1.研修前の事前準備を怠らない

研修を受けるマネジャーが、事前に研修内容に関する内容や意義を把握しておく必要があることはいうまでもありません。そのうえで、今回のマネジャー研修に関係する文献を読む、ネットで調べるなど、事前準備を行うことで研修がより有意義になります。

2.研修で期待される効果を明確に把握する

まず受講するマネジャー自身が、研修を受ける前までにマネジャー研修の目的や意義を考え、上司に報告します。マネジャーの上司は部下の報告を踏まえ、部下への研修後に期待する成果を明確化し、一緒に目標のすり合わせを行います。こうすることで、研修を受ける部下のモチベーションや目的意識が明確になり、部下は研修効果を最大限に活かすことができるようになります。

3.研修内容や講師が粗悪でも反面教師として学びを得る

研修内容が意に反して粗悪な場合や講師の質が悪い場合でも、何かしら得られるものはあります。例えば研修内容が悪い場合、

  • 自分が講師であればどのように研修を進めるか
  • どのような例を出せばよりわかりやすく、学びの多い研修になるか。
  • どのような説明の仕方であれば受講者の心を掴み、ポジティブに動かすことができるのか。

など、マネジメントにおいて重要なことが見えてくるはずです。講師の質や内容が悪ければ悪いほど、反面教師として違う切り口から学びを得るようにしましょう。

4.研修内容を元にPDCAサイクルを回す

研修で学んだ内容を部下や上司に報告することはもちろんですが、学んだことをどう自分なりに職場へ活かすことができるのかを考え、実践することが大切です。そのためにPDCAサイクル(Plan=計画、 Do=実行、Check=確認、Action=行動)を回し続けることが重要です。マネジャーのPDCAサイクルとは、マネジメントに必要な計画を練り、実行しながら結果を確認し、そしてさらなる行動に移すことです。PDCAサイクルを回すことで自然とマネジャーの役割認識を向上させつつ、よりよい職場環境と生産性を上げることが可能になります。

たった一度の研修であっても、研修前の姿勢や、研修中・研修後の行動により、マネジャーとしての役割認識を向上させ、職場環境を改善し、スタッフ一人ひとりの生産性を上げることができるようになります。まずは上記1から4を見据えつつ、自分の行動に落とし込んでみてはいかがでしょう。

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